東京都世田谷区を中心に、
産前産後支援やおでかけひろば事業を運営している「NPO法人子育て支援グループamigo」が
東京都保健福祉局「子供が輝く東京・応援事業」の助成を受けて実施するプログラムです。

何でもない声かけが行き交う町
みんなの思いやりや優しさは自然に行き交う景色
手伝って欲しいことを素直にお願いできる景色
自分の人生を思いっきり生きる姿があふれる景色

石山恭子

町内環境の善玉菌が多くなりますように

今の活動に至るまでの生い立ち、プロフィールを教えてください。

栃木鹿沼市で生まれました。
手芸屋の娘で、お店の上に住んでいたので、いつもヒトの気配のある場所でした。思い出す原風景みたいなのは、店に集うおばちゃんたちが、なにか手を動かしてモノをつくってる風景ですね。町には鹿沼秋祭りという大きなお祭りがあって、すごい彫刻を施した山車が、何台も出てきてお囃子が響き渡る”異世界”みたいなお祭りがあって、好きでしたね。
子どものころはわたし、親の期待にちゃんと応えて、けっこう優秀でした(笑)。勉強も真面目にやってましたが、思い返すと、中2の時に拒食症になって…その辺りからかな、外に出たいなと思ってました。高校は女子校で、ちゃんと勉強もしつつワイワイやってました。そして念願の(笑)東京の大学に行きました。就職はJALで客室乗務員をやってました。そして29歳で妊娠して、出産。
子育ては一つ転機になりました。がんばってもどうにもならないこと、努力や根性ではクリアできないことがあるっていうことを突きつけられたんです。そこで今やっているamigoに出会いました。
とにかく子どもが赤ちゃんの時はヒマでヒマで(笑)。バームクーヘンにハマって、バームクーヘンを求めて散歩してました。そしてamigoにも通うような生活だった。そこで今ポラリスの市川望美(http://polaris-npc.com/)ちゃんと彼女が提供していたカラーセラピー(オーラソーマ)にも出会った。ムスコが2-5歳の時は夫が単身赴任で子どもと私だけだったので、amigoのコミュニティを通して「親も子も社会的なつながりっていうのが必要なんだな」と痛感したんです。子育て支援って大事だぞ、区の予算もついてくるぞ、と社会もだんだん盛り上がってきて、amigoの代表を代替わりして私がやることになって、だんだん拡大してきて今に至る、という感じですね。

arTeaTreaTをやるに至ったきっかけや想いはどういうものだったんでしょうか?

家の裏に知的な障害のあるお嬢ちゃんがいます。
偶然、夫同士が同級生だったりして、よくいっしょにご飯を食べたりしていたんです。「家族だけで回していくのって大変よ」っていう話を聞いたりて、移動支援をちょっとだけやったり。うちの子どもも彼女といっしょにキャンプに行ったり、誕生日会をやったりしていて、こういう接点っていいなと思っていました。彼女の無邪気さ、無垢さに触れていると気分が軽くなるし、助けてもらってるのはどっちだろう、って感じたり。
それで2-3年前に、いまいっしょにarTeaTreaTに参加してもらっている友岡さんに出会った。amigoで子育て支援をやっているけれども、そういう場に、お手伝いを必要としている友岡さんみたいな人、障害を抱えている家族の人たちが来てない、来られてないなと思いました。じゃあみんなが知り合う接点をつくりたいな、というのが立ち上げのきっかけですね。

arTeaTreaTの活動を通して、どういう世界になっていったらいいと思いますか?

基本的に私はおせっかいなんです。
人が、その人らしく生きていないと、自分の心がざわついちゃうんです。自分が若い時に、周りの期待に応えすぎていた窮屈さがあったりしたこともあって、人のそういうところ、その人らしく生きていないところがあると、ちょっと分かっちゃって、なんとかしたくなる。
自分が自分であって、今生きてることに安心感を持てて、落ち着けるといいなって。その人の特徴や特性を、ただあるものとして、普通にとらえるというか…。
例えば天パー、天然パーマって、天然じゃないですか(笑)。天然だからしょうがないじゃん、って自分でも周りでも思ってくれたら楽でしょう。
“普通”とか”一般”ってなんなんだろう? って思うんです。わたしも多動の傾向があると思うし、普通かと言われればぜんぜん普通じゃない。でもいわゆる普通じゃない人たちと、少しづついっしょに過ごしたり話したりしていけば、そういうところがだんだん気にならなくなったりしていって、それぞれが自分らしく生きていけるようになって、人生が面白くなると思う。
損得とか、イケてるかイケてないか、みたいな判断基準に振り回されるんじゃなく、もっとフラットに自分のチョイスに堂々としていられる、愛着を持てるようになって、「まあまあ、こんなもんだけど、でもいいじゃん!」、という感じになったらいいなって。
そういことに、気づくきっかけが、なるべくたくさんの人にあるといいなという思いでarTeaTreaTの取組みをはじめました。いろいろな場所で、たくさんのきっかけがあれば、気づく人も確率も増える。その結果として、世の中の善玉菌がなるべく多くなればいいなと思います。町内環境の善玉菌が増えればいいなって(笑)。

最後に好きな言葉を教えてください。

「この世界は食べ物に対する飢餓よりも、愛や感謝に対する飢餓の方が大きいのです」というマザー・テレサの言葉が好きです。この言葉が、arTeaTreaTをやるときに一番心に響いている言葉です。

ありがとうございました!


パーソナルな質問

Q:あなたにとってarTeaTreaTな一曲は?
 Sheryl Crow – 「Soak Up The Sun」
 わたしのこどもたちへ
Q:あなたの必殺技・特技は?
必殺技:おんぶ、特技:物件探し
Q:わたし実は○○なんです
実は“ジャイアン”です!(君のものはオレのもの笑)
Q:マイブーム
気を遣いそうになったら、愛を遣うこと
Q:好きな漫画
「聖☆おにいさん」
「昨日何食べた?」
Q:好きな匂いを一つ二つあげて下さい。
ゼラニウムの匂い
お風呂が沸いた時の匂い

石山恭子
NPO法人子育て支援グループamigo理事長