【セミナー&おしゃべり会レポート】「どうする?我が子の就学先」&「就学についてのあれこれ」

2021年 08月28日

こんにちは。事務局の清野(せいの)です。

ニューノーマルのarTeaTreat( 以下、AET)、第3弾のオンラインセミナーを開催!

13組のご家族、支援者のみなさんにご参加いただきました。

今回講師にお招きしたのは、「立石流 子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方」等著者・講演家の立石美津子先生。自閉症スペクトラムのお子さんの子育てを経験されてきた母親ということもあり、当事者ならではの視点で、人生の全体を見渡しながら就学を考えた時に大事にしたいことをお話いただきました。

先生が特に力説されていた、特別支援学校や支援学級のお話には、「肯定感を持ちながら日々を過ごすことが、子どもの成長や発達にとって如何に大切か」というメッセージが込められていました。

親がありのままの我が子を受け入れることで、子どもにとってより良い次のステップを歩むことができるとお考えの立石先生。子どもの障害や発達の特性から目を背けたくなる気持ち、当事者の親でもある私は痛いほどわかります。でも、背けた先に可能性としてある「二次障害」の恐ろしさ、反対に、受け入れた先にある「未来」を、ご自身の経験を通して語ってくださいました。

「受容」という2文字の短い言葉は、当事者である親にとってそう簡単なことではありません。ただ、AETも大事にしている「子どもを真ん中に置く」という言葉で考えてみるとどうでしょうか?

今回のテーマ、就学に関しては、通常学級、支援学級、特別支援学校という選択肢の中から、我が子をどの「種類」の学校に通わせるべきか。色々な思いが頭の中をぐるぐる渦巻き、親が思い描く理想と現実の狭間での葛藤…。悩みも思いも、ひとそれぞれ。

最後に、参加者である当事者や支援者数名の方から感想やコメントもいただきました。

選択に正解なんてない、合わないようだったらやり直せる、そのような、親にとっては心が救われる言葉もありました。

就学という子育ての1ステップ、通常学級、支援学校、特別支援学校、それぞれの良さを知りつつ、正しい情報を仕入れながら、1つのセミナーだけでは語りつくせない、社会全体で考えていく必要のあるテーマだと、再認識することもできた時間でした。


翌週28(土)には「就学についてのあれこれ」オンラインでのおしゃべり会を開催しました!

セミナーで何度も思い描いた「子どもをまんなか」に据え、じっくりお喋りできたように思います。

ナビゲーターを担当したAETクルー千種(臨床心理士)の就学相談での経験、参加者のお子さんの「できること・できないこと」、そもそも学校って?(どうしてもやってくる「小1の壁」!)、支援との繋がり方など話題も多岐に渡りましたよ。

発達特性の凸凹で難しさを感じているお子さんと親御さん、実はたくさんいらっしゃるのではないかと思います。普通級での過ごし方や工夫については、改めてじっくり考えてみたいところですね!

楽しい育ちのための知恵や体験談を持ち寄ってお喋りしたいものです♪


9月以降のプログラムも着々と準備を進めています!

オンラインセミナーではストレス対処法や在宅ケア、スヌーズレンなどをテーマに開催予定です。お楽しみに♪

アートの会は、コロナの感染状況を見ながらの開催になります。色々な心配をせずに、またみんなで集まれる日が一日も早く来ることを願ってやみません。

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