【開催レポート】3/17、3/20砧公園スペシャルデー

2024年 05月08日

春の陽気の中、砧(きぬた)公園にて「第1回スペシャルデー」が開催されました!

3月17日(日)は「遊びの日」、3月20日(水祝)は「音楽の日」と、2日間に渡ったイベントでした。

今回のイベントは、東京都公園協会と砧公園サービスセンターが主催し、arTeaTreaTは企画制作を担いました。障害のある子どもと家族が主役となり楽しく過ごしてもらうにはどうすれば…と、沢山の大人が集まって考えました。世田谷区内の3つの特別支援学校を訪問し、どんな会だったら子ども達が遊びに来たいか、来やすいかなどのアイディアもいただきました。

遊びに行きやすい環境作りとして、公園の園路内や近隣に駐車スペースを設けたり、移動支援サービスの導入や、待つことが難しいお子さん向けにファストパスを用意しました。

そして、遊びの日と音楽の日に出展・出演くださる方を募集し、準備が進んでいきました。

事前に実施した関係者同士の顔合わせ会では、障害のある子や家族がどうしたら楽しく過ごせるか意見を出し合ったり、目隠しをして目が不自由な方と案内役になる体験もしました。この会の趣旨をみんなで共有しながら、本番を迎えました。

3月17日(日)「遊びの日」、風が強く吹きましたが、青空が晴れ渡りました。

会場のねむのきひろばでは、開始時間の前から、車椅子に乗ったり、親御さんと手を繋いだ小学生~中学生くらいのお子さん達が遊びに来てくれました♪

砧公園サービスセンター長の「第1回砧公園スペシャルデー、楽しみましょう!」の元気な掛け声で「遊びの日」がスタート!

遊びの出展ブースでは、訪問事業所から看護師さんやOT(作業療法士)さん、PT(理学療法士)さんとの工作や、当事者親による障害の疑似体験をはじめ、射的・スーパーボールすくいなどの縁日、地域で活動する複数の団体が、訪れた子ども達や家族のサポートにあたりました。

特別支援学校からお借りした「ティーボール」は、障害のある子もない子も初体験の子が多く、列を作って盛り上がっていました。ボールがポーンと飛ぶ様子に、子どもも大人もニッコリと笑顔が見られました。

特設ステージでは、障害のある子どもや大人、家族からお話を聞いたり、「これは何と言っているでしょう?」と、途中でクイズ形式になるなど、思いがけないユーモアに興味深々でクイズに参加される皆さんの姿がありました。

続いて3月20日(水祝)に開催されたスペシャルデー2日目「音楽の日」♪

この日は一般公募で集まった7団体に日頃の活動を披露していただきました。子どもや大人の歌やダンス、エイサーや阿波踊など、様々なジャンルの音楽がみんなのひろばに響き渡りました。

今回は、自閉症のヴァイオリン・フルート・ピアノデュオグループ「ノブタク」さんにも出演いただきました。大勢の観客の皆さんが見守る中、穏やかでリズミカルな、そして迫力のある演奏を披露されました。堂々と演奏される姿に、色々な想いが巡った方も多かったのではないでしょうか。

プログラムは次々と進み、フィナーレに差し掛かるところでザーっと通り雨に見舞われ、一時中断。沢山集まっていたお客さん達は散り散りに、遊具や東屋の下で雨宿りしたり帰宅される方もちらほら。20分ほど待つと雨もピタっと止み、トントトンと軽快なリズムで阿波踊りが始まりました。雨宿りをしていた皆さんがまたあちこちから集まってきました。まだ残る雨空の空気がサッと変わり、忍耐強く雨宿りしてくれた車椅子に乗ったお子さんも、最後はみんなで一緒に阿波踊りで締めくくられました。

今回のスペシャルデーの開催にあたり、様々な形でご協力いただいた皆さま、ご来場くださった皆さま、一緒に盛り上げてくださった皆さま、ありがとうございました!

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