【セミナーレポート】『どうする?我が子の就学先』

2022年 07月10日

arTeaTreaTのオンラインセミナー『どうする?我が子の就学先』を開催し、16名の保護者の方にご参加いただきました!

大田区の矢口特別支援学校に勤務されている宮嶋祐紀子先生(特別支援教育コーディネーター・社会福祉士)を講師にお招きし、特別支援学校・特別支援学級・通常学級それぞれの特徴や繋がり方の他に、就学先を考える上で大事にしたいこと、上手に相談を進める方法などをお話いただきました。

おそらく多くの親御さんが、我が子の将来について悩むみがちな最初のステップ「就学」というピリッとしたテーマでしたが、先生の柔らかい口調と穏やかなお話の流れに癒された方もいらしたのではないでしょうか。中でも、就学相談に対するイメージや、不安・心配の正体はなんだろう?と、一緒に掘り下げて考えられた時間には、就学相談を進める上で沢山のヒントがあったように感じました。

これまで障害や特性を持つ多くの子どもたちや保護者と接して来られた宮嶋先生。就学に関して基本的な知識をお持ちの方は多数いらっしゃると思いますが、そんな先生だからこそ聞けたお話の一部を紹介させていただきます。

先ずはベースのお話から。

そもそも、小学校には指導目標があるそうです。

この目標の中での自主性はもちろんですが、先生は主体性も大事にしたいと仰います。

子どもが自ら「やってみよう」という気持ちに至るまでには、「なぜそれをするのか考え、目的をもって実行する」力が必要になるからだそうです。

そして、その「やってみよう」を引き出すには、学びの基盤に「安心できる環境」があることが欠かせないそう。

そもそも、就学期の子どもに必要なことってなんなのでしょう?

そして、今の時代、育ちの中に不足していることはなんでしょう?

子どもにとっては、「認められた」経験、自分の考えや想いを共有する機会、やり遂げた!という満足感や達成感が、何よりも成長の中に欠かせないそうです。そして、それらが経験できるベースにあるのが「安心できる環境」となります。「もしかすると失敗するかもしれない」と不安になりそうなことも、安心できる環境が土台にあると、思い切って「やってみよう!」と思えるもの。

先生の指針となっていることばを教えていただきました。

「子どもたちはいつも学ぼうとしています。子どもたちは、大人のまなざしに支えられて自分の評価を知り達成感を得ます。子どもは人とのやりとりの中で育ち、それらに障害の有無は関係ありません。」この言葉からは、先生の子どもに対する深い愛情を感じずにはいられませんでした。

そして、就学相談に関して保護者の方へのメッセージもいただきました。

「就学相談や就学時検診は、親御さんにとっては初めての経験で、ハードルを感じるかもしれません。人間は初めてのことに対しては不安や心配がつきもので、特に見通しの立たないことに関してはなおさらです。」

「周囲からも色々とお話は聞くでしょうが、どうかそんなに警戒せずに、自分のお子さんをどう育てたいかなど、安心して何でも相談してみてください。そして、学校を見学して、お子さんがそこで学ぶことをイメージしてみてください。就学先の選択肢は様々で、相談先があり、就学先は途中でも変えられるということを、どうか覚えておいてください。」

そして、セミナーは次の言葉で締めくくられました。

「お子さんが生まれた時に、育つ姿を願ってつけた名前があると思います。そこに立ち戻ってみてください。その名前が、生き生きと呼ばれる場所で、「おめでとう」と言われる入学式を、1年生を迎えられるといいなと思います。」

このレポートを読まれて、「宮嶋先生のお話をもっと聞いてみたい!」「先生とお話してみたい!」という方は、ぜひ8月28日(日)10:00~「どうする?我が子の就学先」オンラインおしゃべり会にご参加ください。アドバイザーに宮嶋先生をお招きします!

詳細はこちらをご覧ください。

みなさまのご参加をお待ちしております!

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