新型コロナウィルスに翻弄される日々が続くなか、2021年度がぼんやりとスタートしています。進級したお子さんたち、ママさんパパさん達はいかがお過ごしかと、crew一同思いを馳せています。

病気や障害を持つ子どもとその家族が、同じ地域の人とともに、居心地がよくてご機嫌な日々を創っていくための活動としてart・eat・treatの3つのキーワードにちなんだイベントやワークショップを開催して参りましたが、そのイベントやワークショップの開催が困難な昨今です。

ユニークな表現を笑いあったこと、一緒に味わうランチのシアワセな気持ち、身体を緩めてひと息ついて眺めた景色を思い出として留めたくはありませんが…できることを始めていきますよ！

　2018年に始動したarTeaTreaT(以下、AET）も、社会の変化に対応すべくギアチェンジ。これまでの３年間もサポートいただいた公益財団法人東京都福祉保健財団「子供が輝く東京・応援事業」より引き続き助成いただけることになり、さらなるレベルアップを目指し身支度を整えている最中です。向こう２年間は「ニューノーマルのarTeaTreat（アートイートリート）」というタイトルで活動します。

「ニューノーマルのarTeaTreaT(アートイートリート）」は何するの？

1、これまでのarTeaTreaT

一緒にご飯を食べることは難しいけれど、人気があるアート活動は毎月開催しています。

家族単位の参加＆リレー形式で感染対策を講じながら実施しています。状況の応じて、できる活動を展開します。

2、オンラインのarTeaTreaT（6月〜）

外出や移動が大変なお子さんとご家族も参加できるオンラインのコンテンツを始めます。

・オンライン講座

・オンラインおしゃべり会

zoomを用いて実施する予定です。インストールが未だの方は、お早めに！

こんな話が聞きたいな、こんなことを話したいなというアイデアがあればお知らせくださいね。

3、ダイバーシティラジオ「arTeaTreaTのマザラジオ」（6月〜）

病気を持つ子ども、障害のある子どもと共に生きる大人のための音声コンテンツを作ります。

AETの子どもたちとの暮らしで、画面に集中するオンライン参加が難しいご家庭も少なくないはず！でも、大人たちに必要なのは同じように頑張っている仲間の存在だったりします。

物理的な距離はあれどどこか近しく感じたり、眠れない夜により添えるような語りを集めて配信していこうと思います。

そして、この社会に生きる一人ひとりが、語るに値するストーリーを持っているものです。

聞き手さんは勿論のこと、語り手さんとしての参加もぜひ。

4、おでかけAET（時期未定）

「室内に集まることが難しいなら、みんなで出かけよう！」という理由だけではなく、障害を持つ人がまちに出る機会を意識的に作ります。家族だけでは尻込みてしまうことも、みんなと一緒ならできるかもしれない。行ってみたかった場所に行ってみませんか？

2021年度は「小さなおでかけ」の練習をして、2022年度は「宿泊」にチャレンジしてみたいと考えています。

2020年度発行の「バリアフレンドリーBOOK」を作るなかで、何度も出会ったのが「障害はその人の中にあるものか？それとも社会の側に障害があるのか？」という問いです。長年議論されてきたテーマですが、何度も湧き上がるテーマです。この葛藤を経て、AETではこれまで表記してきた「障がい」を「障害」と変更することにしました。

社会に偏在する「障害」を一個ずつ超えていけたらいいなと思っています。簡単ではないかもしれませんが、やってみることから始めてみようと考えました。

そうそう、身近なおでかけ先として「小さな畑」を持つことができました！

一緒に土に触れましょう。

社会は、病気や障害のある人とそれ以外の人を分けることが得意でしたし、それが私たちの意識の中の深く入り込んでいる感覚も否めません。

art・eat・treatがもたらす作用は病気や障害の有無を超えるものだと信じて３年間活動しましたし、おそらくそうだったと感じる場面が山ほどありました。「ニューノーマルのarTeaTreaT」では、それをもう少しわかりやすい形で社会に伝えることも必要とされています。そこで、参加の皆さんに「アンケート」のご協力をお願いすることになります。

AETの活動が継続していくために、そしてこの活動が子どもたちが生きていく社会を希望の多いものにしていけるよう、ご参加＆ご協力をぜひよろしくお願いいたします。

具体的なスケジュールは近日リリースいたしますが、お知らせが欲しい方、今からエントリーしておきたい方、アイデアがある方は忘れる前にコチラからどうぞ！