【当日レポート】「海の日マルシェ」は、同じ地域に暮らす人と一緒に居心地がよくてご機嫌な日
2019年 07月15日
arTeaTreaTでは、病気や障がいをもつお子さんとその家族が、同じ地域に暮らす人と一緒に居心地がよくてご機嫌な日々を創ることを目指しています。地域の中には「みんなで一緒に過ごしたい」と考えている親子が 沢山いらっしゃることを心強く思っていました。arTeaTreaTで叶えたいなとイメージしていた体験や表情が沢山うまれてシアワセたくさんな空間になっていました。
arTeaTreaT石山です。
7月15日「海の日」に、マルシェを開催しました。
arTeaTreaTでは、
病気や障がいをもつお子さんとその家族が、
同じ地域に暮らす人と一緒に居心地がよくてご機嫌な日々を創ることを目指しています。
活動開始間もないころから、たくさんの地域の方に関心をもっていただき
地域の中には「みんなで一緒に過ごしたい」と考えている親子が
沢山いらっしゃることを心強く思っていました。
多様な在り方をわかり合うために、きっかけと時間が欲しいなぁと考えていました。
知ることでわかること、時を重ねることで理解しあっていくこと。
みんなが五感をフルに生かして、自分とも相手とも仲良くなっていけたらいいなぁと思っていました。
4月から始めたワークショップでは、
スペースの関係から、一回でたくさんの方にご参加いただくことができませんでした。
今回のマルシェでは、ようやく多くの方にご参加いただき彩り豊かなイベントが開催できました!
海の日マルシェへの協力団体 11団体
・ハグモミ(渚さん&サリーさん)
・かまいキッチン(久美子さん)
・麻葉幸琲(SACHIさん)
・る~さんコミュニティキッチン(みなこさん&会長さん)
・トロッコ
・米粉のクレープ屋さん(みーこ、ゆうま&はるこ)
・TETENTOTEN(チカコさん)
・JOO joo(けーこさん、うたこさん&つぼちゃん)
・にこっと×オールブルー(峯岸さん&お仲間のご夫婦)
・ステラ東京(榎本さん)
・Ohana kids station
来場者数 108名(大人・ハンディのある子もない子も)
思うままに表現すること、
受け取ること、
味わうこと、
触れて触れられること、
ワクワクすること、
放っておかれること、挑戦すること…
arTeaTreaTで叶えたいなとイメージしていた体験や表情が沢山うまれてシアワセたくさんな空間になっていました。
詳しくは各セクションからの報告を~
マルシェの日の「ジッカ」の様子です。
入り口近くの「みんなのジッカ」のスペースには
◎素敵なグッズ販売
◎まったりちゃぶ台
◎流木を使った工作
の三つのコーナーが設けられました。
グッズ販売コーナーには、二つのお店が素敵な小物やバッグをを沢山持ってきてくれました。
Joo joo!さんのお店にはは障がいのある方が描いた絵や文字をプリントしたTシャツやバッグがディスプレイ。
おいしそーなジャムやコーヒーもありました。
目がさめるような色合いのエスニックな小物やが並ぶTETENTOTENさん。
キニナル歯磨き粉や竹(かな?)で編んだガラガラなど、よーくみると珍しい品物があれやこれや隠れているのです。
見れば見るほど欲しくなっちゃうものばかり。
「お店の人もみんなおしゃれなのはなぜ〜⁉︎」という声も聞こえたりしました。
マルシェの美味しいお弁当やスイーツを買ってまったりちゃぶ台コーナーで食べる人も。お弁当食べた後、デザートを買いに行って戻ってくる人もいましたよ。
美味しいもの食べているうちにお隣のコーナーで工作がしたくなっちゃう人も多数。
終わり頃の時間には、少人数ではぐもみが始まったりもして、まったりじっくりの「みんなのジッカ」のスペースでした。
海の日マルシェの受付を担当していました山田です
「ここはどんなところかな?中はどんなことがあるのかな?」と来て下さる方の最初のワクワクを感じました。
ハグモミやボッチャであそぼっちゃ!やSACHIさんのLIVE!
温かな雰囲気のオハナキッズさんの中でのプログラムを体験されて、美味しい食べ物と飲み物・お菓子を頂いた皆さんは、日々の力が抜けたようにほっこりして、和やかにお話ししたり、行き交う人たちの思いが通じあうことを感じました。
入口からみるとサポーターさんもお手伝いしていただいて、ありがとうございました!
あたたかい流れを吹き入れる入口会場でした!
海の日マルシェのartを担当していました矢成です
オハナキッズさんの離れのジッカで流木工作を行いました。
先ずはイマジネーションをはたらかせてオンリーワンの流木との出会いから。
このマッチングが大事!魚、鳥、動物、伝説の生物、オリジナル、等々たくさんの流木の中から個々のイメージを重ねていき、生き物に見立てます。
着色しながら、「~らしさ」を意識してスタンドを付けました。
自分の世界だけでなく、参加者同士が触発しあって素敵な作品が出来上がりました。
海の日マルシェのボッチャを担当していましたオオマです
一生懸命に覚えたルールも、当日はほとんど役に立たず!
何だか不思議なボールが並んだ遊びがスタートすると、それに釣られてサッカーで遊んでいた子供たちも集まってきました。
最初はルールに沿って遊び始めるも、途中から子供たちがルールを自分たちで勝手に作って遊び始めます。
最後には、子供たちの元気に圧倒されるように、ルールがあってないような感じになりました。
でも、健常者の子も障害者の子もいっしょに遊ぶのにルールは必要ないですね。
みんなで楽しい時間を過ごす、それが出来たとっても穏やかな時間でした。
みんなでボッチャでした。
海の日マルシェのハグモミを担当していましたサチです
「ハグするようにモミモミする」
「モミモミしながらおはなししよう」
そんな合言葉であたたかにしてくれるハグモミ。今回はスペシャルイベントということで、な、な、なんとー!考案者の手島渚さん(わたしの師匠、笑)にWSをしていただきました。
マルシェに遊びに来てくれた多くの方がWSに参加してハグモミ体験してくださいました。
ハグモミは基本ペアになって行いますが、そこはarTeaTreaT!いつだってインクルーシブ!なので障害がある人もない人も、親子でも、お友達でも、はじめましてでも、お相手の手のぬくもりに身をゆだね、うっとりゆったりしていただけたようです。
「気持ちいい〜」
「もう起きられない」
「このまま眠ってしまいたい」
ゆるゆるワードが飛びかっていました。
日頃頑張っている身体がほぐされていくと、こころも軽くなりますね。気づけば会話もはずみます。WS中も、おしゃべりできないお子さんにも優しく声をかけながらハグモミする様子があちこちで見られました。
終わった時の皆さんのお顔が、パッと明るくなっていましたよ。
WSを通して心地よさを感じてくれたように思います。いろんな場面でぜひハグモミしてみてくださいね。
クルーでオハナキッズの友岡です
7月になっても梅雨空の下、海の日マルシェが始まりました。
お庭ではテント張って、キッズたちの外遊びスペースと秋田からのお野菜&秋田犬のまさるのぬいぐるみがお出迎え。
実家スペースでは、アートディレクターの矢成先生がたくさんの流木を持って動物に変身する魔法をかけています。その隣ではjoojoo.Totenのかわいいイラストのついたグッズたちが揃いました。障がいのある方が書いたイラストをプリントして販売しています。
流木アートではイマジネーションに働きかけそこに魔法のエッセンスをかけるとアラ不思議、キリンに変身、小鳥に変身、魚に変身します。唯一無二の自分だけの作品の出来上がり。
お昼も前にしてクンクンなんだか良いかおり。オハナキッズの活動室では、カフェ屋台がおいしそうなご飯を並べてくれます。メンチカツとおにぎり屋さん、米粉のクレープ屋さん、タピオカデザートみんなのお腹の音が聞こえてきそうです。早い者勝ち!あっという間にソールドアウトしてしまいました。
活動室では、はぐもみ・ボッチャ体験・スローライブこの3つのプログラムで時間ごとに変わります。
窓側のスペースでは、先生のはぐもみがスタート!はじめましての人でもペアを組めば優しい空間に早変わり。お互いのことをいたわり、手当てしながらトリートいたします。最後は1列の輪になってみんなみんなではぐもみ!背中をタッチすると、たくさんの優しい笑顔が咲きました。
次はボッチャ体験。
元気な小学生を筆頭にパパたちも一緒になって、それっ!!赤と青のボールがコロンとぶつかり合いました。本当は的のボールの近くに当てたほうが勝ち。でもルールがわからなくてもみんなでやると面白いね♪ストレッチャー車いすのお友達の段ボールレーンを使って参加しました。ママとの団結力でみごと勝利!!
Sachiさんのウクレレスローライブ♪
ウクレレの音とともに会場が静まり返って、あっという間に南国の波の音が聞こえてきそう。Sachiさんの柔らかい声が会場中に流れたら、老若男女立ち止まり聞き入った瞬間に南国エスケープしました。これは言わずもがな癒されたに違いありません。
会場となったオハナキッズは、普段は重度の障害や難病を持つお子さんたちのデイサービスです。ジッカ・お庭・オハナキッズともに木材がたくさん使われていて、自然の優しい空間。そこに、全体で50組100名以上のご近所さんが集まりました。arTeaTな子供たちもそうでない子供たちもごちゃまぜ。
2019年海の日マルシェ大成功でした!
キッズたちの元気な姿を見ていたら、いつのまにか晴れ空に!マルシェの活気が雲を吹き飛ばしてくれたのかもね!
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